性器ヘルペス
性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)もしくは2型(HSV-2)に感染することで、性器に浅い潰瘍または水疱ができる疾患です。
当院では、性器ヘルペスの診察・診断・治療を保険診療で受けることができます。
症状
多くの方は無症状のため、感染していることに自覚するのは難しいです。免疫力が弱くなった時に、外陰部に水膨れやただれといった症状が起こり、チクチク・ピリピリ感のある痛みや違和感を伴うのが特徴です。
治療
ファムシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬を5日間服用していただきます。
抗ウイルス薬には、ウイルスの繁殖を阻止する効果があるので、早い段階で飲み始めるほど症状が軽く済みます。そのため、カサブタが起こった段階に服用した場合は、薬の効果があまり期待できません。
塗り薬を塗布する方法でも治療できますが、飲み薬の方が治療効果は比較的高めです。そのため、基本的には飲み薬をお飲みいただくことになります。
診断および検査
問診と視診を行い、特徴的な症状や皮膚病変がないかを確認してから性器ヘルペスの有無を診断します。
性器ヘルペスは口唇炎と間違えやすいため、ヘルペスウイルス特有の細胞の変化がないかを顕微鏡で観察してから、診断を下すことがあります。